「INDEPENDENT in キビるフェス」

 

[公演] 2027年1月15日(金)~16日(土)
[WS] 2027年1月16日(土)~17日(日)
会場:ぽんプラザホール(福岡県福岡市) 
 


INDEPENDENTは、2001年から最強の一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT」を継続運営し25年間で730作品以上を観客に届けてきました。全国展開により、一人芝居を通した創り手と観客の交流の場を全国に生み出し、一人芝居の歴史と表現を更新し続けています。今回は「キビるフェス」に参加し、2023年に開始したフェス公式のワークショップ(九州初上陸)と講師陣による一人芝居の上演を組み合わせて、創り手も観客も一人芝居にどっぷりと浸かれる時間をお届けします。



 

 
今回は、九州で生まれたセリフに特化した2本と大阪で生まれた身体に特化した1本の合計3作品の一人芝居を連続上演します。
3作品とも「INDEPENDENT」のフラグシップである5年に一度のセレクションツアーに参加・関連した名作で、合わせて開催されるINDEPENDENT公式ワークショップ「俳優の名刺代わりになる一人芝居の創り方」の座学内でも紹介されています。観客のみなさまには、このワークショップの「観る」の部分に当たる3作品をWS受講生と一緒にご覧頂きます!
 

「森田と林田」

出演・脚本・演出:大迫旭洋(プレグラ)

どこにでもいる男、林田。どこにでもある服を着て、どこにでもあるアパートに住み、どこにでもあるコンビニのパスタを食べている。ふと、テレビの画面を見ると、森田という新人俳優が映っていた。森田と林田の顔は、ホクロの位置まで、全く同じだった…。
瓜二つの二人の人生が交錯するという、一人芝居の構造を活かす構成が見事な作品。平凡な人生が着火する瞬間を描き、「INDEPENDENT:2SS」の福岡公演で上演し、その後は東北地域版「INDEPENDENT:SND14」にも招聘された。
2011年初演/本拠地:福岡

 

「時間切れを待ちながら」

出演・脚本・演出:白濱隆次(謎のモダン館)

殺風景な部屋で男はその時を待ち続けている。退屈な時間。気を紛らわせるために、目の前の男と雑談を始めた。他愛もない会話。今日食った昼飯の話。好きな酒の話。昔の仕事仲間の話。女に裏切られた話。時間は刻々と過ぎて行く。迫りくる恐怖を目の前にしても、なお穏やかでいる自分に少し驚く…。
INDEPENDENT:2SSの福岡公演を経て大阪招聘を受けた、次々と登場人物と謎が繋がっていくミステリーテイストの一人芝居。
2011年初演/本拠地:福岡

 

「Psyche-プシュケ-」

出演:和田雄太郎
脚本・演出:勝山修平(彗星マジック)

誰もいなくなった宇宙で燃料をコーヒーのように飲みながら、永い間ひとり宇宙ゴミを拾い、黙々と地球へと征く船を作り続けているアンドロイドの“彼”は救難信号に導かれ、冷凍睡眠から目覚めたばかりの赤ん坊と出会う。赤ん坊を育てる決心をする“彼”。赤ん坊と重ねる日々。成長と愛情、憧れと現実、幸福と悲痛。
無重力空間でおくる普遍的な生活を音楽と身体表現のみで紡ぎ、海外演劇祭でも高く評価されたノンバーバルSFファンタジー。
2017年初演/本拠地:大阪


1/15(金)19:00~
1/16(土)11:30~
※各回45分前に受付開始、開場は開演の30分前となります。
※作品と作品の間に短い転換の時間がありますが、3作品を連続上演いたします。
※1作品の上演時間は約30分、全体で90分の上演時間を予定しています。
 

●一般:3,000円(当日も同料金)
●U25:2,000円(前売のみ)
*キビる割:一般料金から200円引き
※U25は25歳以下の割引チケットとなり、枚数限定前売のみとなります。
※U25ご利用の方は、ご来場当日に年齢か生年月日を証明できる書類をお持ち下さい。
 

チケット11/15(日)10:00発売
●WEB予約 カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/inkf 
*WEBサイトにてご予約→当日会場受付にてご精算。
*前売チケットの発券はございません。
●メール予約
ticket@independent-fes.com 
(1)お名前 (2)ご来場日時 (3)チケット種類と枚数 (4)お電話番号
をお伝え下さい。メール予約は当方からの返信をもって予約完了といたします。ご精算は当日受付窓口となります。
●ローソンチケット
https://l-tike.com/ 
*Lコード:82492
*所定の手数料等がかかります。
 

ぽんプラザホール
〒812-0038
福岡県福岡市博多区祇園町8-3
TEL 092-262-5027
http://pomplazahall.jp/
 

 

 

 

最強の一人芝居フェスティバル"INDEPENDENT"プレゼンツ
「俳優の名刺代わりになる一人芝居の創り方」in キビるフェス

 

2027年1月16日(土)~17日(日)
会場:ぽんプラザホール(福岡県福岡市) 
 


 
●一人芝居を「知る」「観る」「やる」「創る」が一度に体験できる濃密な2日間!
●一人芝居を創るのは難しい!でもこのWSを受ければ自分にあった方法がきっと見つかる!
●一人芝居の経験は普段の芝居にも役立ち、あなたの演劇活動をきっと豊かにしてくれる!
 
大阪を拠点に全国で一人芝居フェスティバルを開催する「INDEPENDENT」が、25年と700作品以上で蓄積して来た一人芝居創りのノウハウやポイントを2日間に凝縮して体験・実践する公式ワークショップが遂に九州にも初上陸!
このワークショップでは、一人芝居という特殊な演劇スタイルへの理解を深め、難しく感じられがちな一人芝居に誰もが挑むキッカケを作ります。一人芝居はコンパクトな作品・座組で動けるので、少人数の団体や個人的な活動としても取り組み易く、
劇団や俳優・脚本演出家の演劇活動を豊かにできる可能性があります。このキッカケに一人芝居に取り組みませんか!
 
 
 
①一人芝居を「知る」
「一人芝居という表現の特徴と可能性」2h
一人芝居という演劇表現の特殊性、脚本やアイディア立ち上げ時に注意しておきたいポイント、成功に繋げ易い工夫などを過去作の分析から解説し、作品を支えるテクニカルワークにも一部触れます。
②一人芝居を「観る」
「魅力的な一人芝居の実例紹介」1.5h
実際に高い評価を得た作品を講師の脚本演出家と俳優により上演します。普段のWSでは稽古場スタイルの簡易上演ですが、キビるフェスでは音響照明の効果がフルに付いた完全な作品を上演し、WS受講者と観客に一緒にご覧頂き、一人芝居の奥深さを実感して頂きます。
③一人芝居を「やる」
「一人芝居を演じてみる(演出してみる)」3.5h
受講者二人一組で幾つかの既存一人芝居の一部を実際に演じたり演出してみます。①で学んだ一人芝居の特殊性や、難しいポイントを実際に体感し、受講者と講師で一緒にフィードバックし理解を深めます。
④一人芝居を「創る」
「超短編一人芝居を創る」6h
受講者2~3人でチームを作り、前日までの講座を踏まえて5~6分程度の一人芝居(シーン)を実際に創作して上演します。創作の過程は随時講師がサポートします。
 

相内唯史 Tadashi Aiuchi
(INDEPENDENT)
札幌出身。大阪・東京の劇場インディペンデントシアターグループの統括プロデューサーを務め、自身が立ち上げた「INDEPENDENT」で人生の半分以上を一人芝居に捧げる。プロデュースワークからテクニカルワークまで手がける小劇場の最強ゼネラリスト。

白濱隆次 Ryuji Shirahama
(謎のモダン館)
脚本・演出・俳優。 1996年、長崎で謎のモダン館を旗揚げ。2011年、INDEPENDENTへの参加をきっかけにその魅力に取り憑かれ、長崎でも一人芝居イベントを企画。今年(2026年)、10人の劇作家の書き下ろし作品を1人で演じるPerfect Style:soloを上演した。

大迫旭洋 Teruhiro Osako
(プレグラ)
劇作家・演出家・役者。宮崎県出身。熊本大学在学中に結成した不思議少年を経てプレグラを立ち上げる。時間と空間を跳躍する演劇の魔法を使って、日常の可笑しみを描く。劇王天下統一大会、若手演出家コンクールなど、多数の受賞歴をもつ。

勝山修平 Syuhei Katsuyama
(彗星マジック)
滋賀県出身。彗星マジック主宰・脚本・演出・デザイナー。観客に独自の世界を創造させる言葉と空間を作り、テンポよく進むセリフ回し、シームレスな転換で空想に現実の「痛み」や「喜び」を持たせた舞台を作り上げる。

和田雄太郎 Yutaro Wada
大阪府出身。10歳の頃から様々なダンスを学び、20歳の時に演劇と出会って以降、関西小劇場を中心に振付家・役者・パフォーマーとして活動。
2017年初演のノンバーバル一人芝居『プシュケ』では自身の得意ジャンルであるダンスやパントマイムを組み合わせ日本各地で上演。海外の演劇フェスでは佳作を受賞するなど評価された。


1/16(土)14:30~21:30
1/17(日)10:30~18:30
*両日全プログラム参加が必須となります。
*「観る」のプログラムとして1/15(金)19:00か1/16(土)11:30の上演観劇も必須となります。
*会場はスタートの30分前にオープンします。
*上記時間には、食事を含む休憩時間を含みます。
 
 
ぽんプラザホール
〒812-0038 福岡県福岡市博多区祇園町8-3
*地下鉄七隈線「櫛田神社前駅」1分
  

一般:10,000円/U25:8,000円
*土日2日間通し・公演入場料3,000円を含む(公演観劇必須)
 
 
●演劇活動を行う俳優・脚本・演出
●15名程度(最大18名)
*高校生以上を対象とし、経験年数は問いませんが、演劇経験1年以上を推奨します。
*俳優と脚本演出のチームで応募も可能ですが、WS時に同じチームになるとは限りませんので、ご了承下さい。
 

●WEB応募フォーム
https://forms.gle/EG62dJVnn5v3fzxX7
*Googleフォームから必要事項を入力して応募。
*事務局からの返信で応募完了となります。
*原則先着順にて受付いたします。募集期間は 11/15(日)10:00~12/28(月)24:00
 
 
●INDEPENDENT
TEL= 090-8532-2280
info@independent-fes.com
 

「INDEPENDENT」が一人芝居にこだわる理由と目指す未来

俳優にとっての名刺代わりとは何だろうか?と考える。脚本家は、戯曲という圧倒的な形になる成果があり、演出は形にこそ残らないが作品を立体化する総責任者という立場は、比較的一般にも認識されているから、作品の評価はイコール演出の手腕と理解されやすい。
一方、多くの演劇祭や演劇賞に俳優賞はあるが、主演・助演に関わらず、それはその俳優単独の力で成し得たものだろうか?一人芝居を除く多くの演劇は、いわゆる演技の受け手(共演者)との共同作業で成り立っている。
一人芝居にももちろん脚本演出家がいて、音響や照明のテクニカルが作品を支える。むしろ俳優一人の分、作品への影響力・貢献度は高い場合もある。それでもたった一人で全てを背負い舞台に立つ一人芝居では、その作品はその俳優のものと言って間違いない。
 
関西という土地で生活していると、稽古終わりや打ち上げの席で盛り上がっている時、関係ない隣の席のおっちゃんに「兄ちゃんたち何かやってんの?バンド?」などと話しかけられる事がまぁまぁリアルにある。「僕たちは演劇やってます。」というと続くおっちゃんの台詞は決まってこうだ。「へぇ、何かやって見せてよ」
この言葉の何と残酷な事か。これが芸人だったら一発ギャグをやってみせたり、バンドマンだったら一節歌ったりギターを爪弾いたりできる。演劇人の場合は残念ながら「ちょっとここでは…」とか「相手役が居ないと…」と歯切れの悪い答えになりがちだ。ここで活舌や外郎売を披露したところで何の意味も無い。
 
23年前、僕はそこで夢想した。「そうっすね…。じゃぁ僕の一人芝居の冒頭部分をちょっとだけ」そう言って立ち上がる俳優の姿を。場所や相手役に依存することなく、自分の俳優としてのポテンシャルを発揮できる、まさに名刺代わりのような作品を俳優みんなが持っていたら…。
「兄ちゃん、ええ度胸やな。頑張れよ。」おっちゃんはきっとそう言うだろう。作品の中身や良し悪しではなく、関西のおっちゃんは相手の度胸や心意気が見たいのだ。(しらんけど)
 
俳優は、劇団や事務所に所属したり、オーディションで役を勝ち取らないと舞台に上がる事は出来ない。そしてその舞台も自分だけの功績にはならない。自分の力でコントロール(上演)できる作品を俳優自身が持っていたら、そしてそれがライフワークのように繰り返し取り組む価値のあるものだったら。きっと俳優自身の演劇への取り組み方も変わり、より豊かな俳優人生を送る事ができると信じている。
というか、単純にそんな俳優はカッコ良いと思う。それは俳優でめしを喰うという事とはまた別次元の豊かさだ。
 
一人芝居は特殊な演劇形態の一つだ。相手が居ないからこそ、普段のノウハウやテクニックとは違う、別の技や工夫がいる。本当に一人であることを描くとしても、その一人に観客を引き付ける力や魅力が必要だ。一人芝居に取り組むことでしか見えないもの、感じ取れない事がある。それは必ず普段の演劇活動にもプラスとしてフィードバックできるはずだ。
そして一人芝居はコンパクトな座組で上演する事ができる。作品の創り方によっては極端な話、俳優が身一つでどこにでも出向いて上演できる。様々な短編演劇祭にエントリーしたり、劇場以外の場所で上演したり、可能性は幾らでも広がる。そしてその一つ一つがチャンスになる。
 
あの日、酒席でスッと立ち上がる俳優を夢想した僕は「INDEPENDENT」を通して、それまで有名俳優やベテランのものだった(少なくとも2000年以前の関西や地域演劇では)一人芝居を全ての俳優に開放しようと歩んできた。
「全ての俳優が名刺代わりの一人芝居を持つ」未来はまだまだ遠いが、決して荒唐無稽な事では無いと確信している。

INDEPENDENT総合プロデューサー:相内唯史