INDEPENDENT:SND23 7/6(木)~9(日)

  
東北版“最強の一人芝居フェスティバル”
毎年、大阪・インディペンデントシアターを拠点に開催を重ねている最強の一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT」。2011年夏に行われたジャパンツアー仙台公演を経て、2012年から仙台でも東北の創り手を中心とした「INDEPENDENT:SND」を継続開催。今年も応募作品から厳選された東北地域の6作品と昨年東海地域版での高評価を経て本家大阪公演に招聘された1組の計7作品が熱い競演を繰り広げます。ご期待ください!
 
主催・企画・製作:株式会社INDEPENDENT/協力:せんだい演劇工房10-BOX
 
本公演では、引き続き会場の換気や消毒など、可能な限りの新型コロナウイルス感染防止対策を取り、開催を実施いたします。
お客様におかれましても、検温・消毒などの感染防止策にご協力をお願いいたします。劇場内でのマスク着用もご協力をお願いする予定です。会場である10-BOXや仙台市の感染防止ガイドラインも予めご確認下さい。

[ a ]
 

「雨」

出演:伊藤広重
脚本・演出:文月奈緒子(ひびこと)

話し合えばわかるの。絶対にわかるの。
わからないのは話し合いが足りないせいか、ちょっとした誤解。
でも誤解だったら話し合えば解決するから、やっぱり話し合わないとね。
たくさんたくさん話し合わないと。
え?ストーカー?…って私が?
何言ってるんだか、よくわからない。だからやっぱり話し合わないと。
とにかく、とにかくね。話し合えばわかるの。絶対にわかるの。
だって本当の事だから。
あなたと私は愛しあっている。ね?

[ b ]
 

「サムライキサラ」

出演:キサラカツユキ
脚本・演出:横山真(丸福ボンバーズ)

恐ろしい侍の怨念が残され度重なる怪奇現象が多発すると各地に名高い心霊スポット「サムライ交差点」。
この地に数百年もの間地縛している霊魂である「キサラ」はこのところ、ある切実な想いを抱いたまま日々を送っていた。
そんなある夜、心霊系YouTuberが訪れるのだが...

[ c ]
 

「精神戦士カウンセリンガー」

出演・脚本:丹野貴斗(仙台シアターラボ)
脚本・演出:野々下孝(仙台シアターラボ)

世界中の人々を鬱にする、ヤミヤミウィルスが蔓延する現代。
インターネットのエロ動画で性に目覚め、女子との関係性を拗らせた丹野貴斗は無価値感に苛まれていた。
「なぜ男にだけキンタマがあるのか?」
「なぜあの時イチモツが立たなかったのか?」
自己肯定感の低さから自己否定を繰り返す人々を救うため、精神戦士カウンセリンガーが立ち上がる!
「喰らえ!快感バイアグラ・ローション・エクスタシー・フラッシュ!!」

[ d ]
 

「Back Back Go」

出演:兵藤かなた(演劇集団AZ)
脚本:佐々木空袈(秋田エンゲキユニットえんむすび)
演出:ゴド吉(劇団@nDANTE)

私の友達は、地元の飲み屋で高校の同級生と騒いでいて、アイツは大学でミスコンを受賞したらしくて(性格悪いのに)、モトカレは大手事務所のオーディションに合格したらしい。(売れるとは思わない)
私は高校卒業後、辺鄙な北国で深夜残業をしている。輝く同級生を尻目に、私は今夜も1箇所だけの灯りの付いたオフィスで、スマートフォンの音声認識に話しかける。

[ e ]
 

「私とあのことのこと」

出演:三品彩乃(Team HacCLose)
脚本:村田青葉(演劇ユニットせのび)
演出:武田らこ(Team HacCLose)

「私のお友達を紹介します。」
ごく普通の、でも私にとってかけがえのないお友達は、これこれこういう人です。
「いや、勝手に決めつけないでよ。」
「決めつけてないよ。私にはこう見えているってだけで。」
「それが決めつけているように聞こえるんだって。だって私は...」
あの子が言っていたのとは違って、これこれこういう人なんですけど、
だからその点あの子は全然分かってないんです。
「それが、私のお友達です。」

[ f ]
 

「竹の籠」

出演・演出:横澤のぶ(1.6畳)
脚本:貫名有貴(アルプス乙女組合)
音楽:金田拓真

朝靄で白く霞む空気をつんざくように、かん高い鳥の鳴き声がこだまする。その音が作り出す空気の揺れに呼応するように、竹の葉がかすかにざわめいている。まだ少し冷たく湿っぽいそよ風の中、サク、サク、と規則的な足音と、時折その中に無粋に響く、カーン、バキバキ、と鉈で竹を伐り倒す音。ふいに足音が止む。竹取の男は、目の前にそびえる竹の前に立ち尽くす。その竹は、根元が不思議に神々しく輝いていた。

[ g ]
 

「I dig」

出演:浅井千寿代(劇団わに社)
脚本:鰐塚わに(劇団わに社)
演出:林優(劇団わに社)

頭の固い時代とはおさらばだわ。私、これから罪を犯します。だから穴を掘るんです。めちゃくちゃ素敵な犯罪をするの。石油も温泉も出ちゃうかも。だから、この穴は私のために掘ってる。決して誰かの罪滅ぼしじゃない。私の決意表明よ。あはは。泥だらけになるのなんていつぶりでしょ。今日も明日も掘ります。そこからダイヤも飛び出てくる。きっとキラキラの私のために今日も血豆と汗と泥をまとって掘り続けるんだわ。ああ、素敵。
[招聘作品 from名古屋]

■日時■

7/6(木)19:00~ [ d c a f ]
7/7(金)19:00~ [ b g e ]
7/8(土)13:00~ [ g e b ]
7/8(土)15:00~ [ f d c a ]
7/9(日)13:00~ [ a f d c ]
7/9(日)15:30~ [ e b g ]
※受付開始は各日初回は開演の45分前、開場は開演の30分前となります。
※1ステージは3~4作品連続で上演いたします。(途中に転換と換気はございます。)
※1作品の上演時間は約30分です。ステージごとに上演順が異なるのでご注意ください。
 

■料金■

●1日通し券(土曜1日or日曜1日で全7作品をご観劇頂けます。土日にまたがる観劇はできません。)
[前売]前売3,000円 / 当日3,500円
●木金通し券(木曜と金曜の2日間で全7作品をご観劇頂けます。)
[前売]前売2,500円 / 当日3,000円
●学生通し券(木金の2日or土曜1日or日曜1日のいずれかのパターンで全7作品をご観劇頂けます。要当日学生証)
[前売]前売2,000円 / 当日2,500円
 

■予約■ (5/20チケット予約開始!)

●WEB予約(カルテットオンライン)

https://www.quartet-online.net/ticket/snd23
*WEBサイトにてご予約→当日会場受付にてご精算。
*前売チケットの発券はございません。
 

●メール予約

snd@independent-fes.com 
(1)お名前
(2)ご来場日時=観劇ブロック
(3)チケット種類と枚数
(4)お電話番号
をお伝え下さい。メール予約は当方からの返信をもって予約完了といたします。ご精算は当日受付窓口となります。
 

■会場■

せんだい演劇工房10-BOX box-1
〒984-0015
宮城県仙台市若林区卸町2-12-13
TEL 022-782-7510
https://www.gekito.jp/
 

 

■スタッフ■

舞台監督:相内唯史(at will)
照明:髙橋亜希
音響:本儀拓(キーウィサウンドワークス)
宣伝美術:T.A.(at will)
制作:安藤由希奈(A Ladybird Theater Company)
プロデューサー:相内唯史(INDEPENDENT)

 

■お問い合わせ■

[INDEPENDENT]
●TEL = 090-8532-2280
●メール = snd@independent-fes.com
●WEB = https://independent-fes.com/

「INDEPENDENT」とは

コンセプチュアルな劇場プロデュースとアグレッシブな活動で全国から注目を集める大阪インディペンデントシアターを拠点に、2001年から毎年11月に開催している「最強の一人芝居フェス=INDEPENDENT」。俳優と作演出家によるユニットが、様々なスタイル・表現手法のソロアクトで競演するこの企画は、これまで全国で550作品以上を世に送り出している。多くの観客と創り手を魅了してきたこのフェスは、2011年夏に初の全国ツアーを開催。そのネットワークを活かし、2012年からは地域の俳優や創り手を中心としたプロジェクトを開始。現在では、札幌、仙台、名古屋、福岡、那覇などで地域版を継続開催。INDEPENDENTフォーマットは拡大を続け、2018年の台北、2019年のメルボルンと海外進出も開始し、さらなる加速度で一人芝居の歴史と表現を更新し続けていく。
*最強の一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT」©は株式会社INDEPENDENTの登録商標です。